Agile Retrospectives at Eiwa

永和にて、社内で「全社員対象」のアジャイルのセミナーを始めました。 東京では「Agileの永和」や「Rubyの永和」として名が通っているのですが、それは事業の一部であり、永和(株式会社永和システムマネジメント)は、金融、医療、組込み、Webサービスなどの受託開発、コンサル、導入支援などを主な事業にしています。 私が社長になってから、もう少しアジャイル(プロセスではなく、その考え方と活動)をアジャイル事業部以外の全社にも共有したい、という想いで、「社内セミナー」を始めています。 永和の社是には、和とチームプレーが謳われています。 会社の繁栄と社員全員の幸福が常に一致する経営を行う。 少数精鋭主義を貫くユニークな集団を目指し、ソフトウェア開発を通じ、社会に貢献する。 和を重んじ、チームプレーを中心に高能率・高利益をあげ、信用の増大を図る。 これは永和の価値観なのですが、アジャイル宣言ともとてもつながる考え方だと気づいたのです。今年は、4/1の入社式の社長講演で、社内向けに初めてアジャイル(の魂と想いの話)をしました(以下、社長講演の内容です)。 そして、今日は、天野さんによる、「ふりかえり」と「KPT」のワークショップです。天野さんは、東京事務所の立ち上げからずっと、東京でのコンサル事業を牽引しいます。社内に教育コンテンツとコンサルタントがいる、という利点を活かして、全社へのセミナーです。 天野さん著書、KPTの本「これだけKPT」も配布しています。 「チームで協調して顧客に価値を届ける」という永和の昔からあるいいところが、再認識されて、さらに事業部を超えて1つの永和につながるといいな、と思っています。

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Thank you, Agile Vietnam

On Mar 2nd, I was invited to speak at Agile Vietnam. It was a great honor and I was so glad and humbled to be part of the local community.  Thank you Nguyen Vu Hung for this opportunity! The talk was about Prof. Ikujiro Nonaka’s SECI-model which made an essential influence to Scrum’s theoretical background and its […]

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オフショアとアジャイル(ハノイFPT訪問記)

FPT Softwareでの社内カンファレンス 3/1 にベトナム、ハノイにある FPT Software を訪ねました。ちょうど KDDI の佐々木さんとSDNAのあまのりょ〜さんと旅程を合わせることができたので、現地で、「日本のアジャイル」カンファレンスを開いて頂きました。この企画は、旅程を決めてから急に進展、現地のSDNA成田さんが企画と調整を引っ張って頂き、180人を超える社内カンファレンスになりました。当日は gulliverの加藤さんも参加、たいへんな盛り上がりを見せたのでした。 FPT側では、カンファレンスのための看板「Practical Agile in Japanese Corporations」(下の写真)まで準備してくれ、ちょっと注目度の高いイベントになりました。このレポートでは、そのカンファレンスの内容や様子、そして、「なぜオフショア開発が難しいか」「なぜアジャイルが日本でまだ主流にならないか」ということを文化人類学的な考察を少し交えて文章にしたいと思います。 当日は、FPTのNguyen Thanh Namさんの流暢なベトナム語と日本語を織り交ぜた司会のもと、 CQO/CIOのDo Van Khac さんの挨拶 平鍋のアジャイル時代のモデリング 佐々木さんのテストを使った仕様伝達 成田さんのベトナムの文化と日本の文化、ソフトウェア開発の文化人類学 あまのさんモデレーターによる、リモート開発でのチームづくり、テーマのパネルディスカッション という流れで進みました。 アジャイルとモデリング 平鍋の資料です。 Modeling in the Agile Age – JP from Kenji Hiranabe アジャイルが普及しても、設計という活動は開発の中心だ、というのが言いたい事。 オフショアでどう仕様を伝えるか 佐々木さんは、仕様をどうやってオフショアチームにうまく伝えるか、ということについて、その手段としてのテストに着目しています。どこまでを日本でやって、どこまでをベトナムでやるか、という分担をいろいろ試行錯誤しながら、テスターではなく(FPTにはテスターという区分があります)開発者に仕様を説明し、E2Eのテストを書いてもらい、それを日本側でレビューすることで、テストを仕様として使う、という手法に挑戦しました。まさに ATTD(Acceptance-Test-Driven-Development) なんです。ポイントは、日本側のテストレビューを、ベトナム側に仕様が伝達されたかどうかのバウチャーとして使っていることです。オフショア開発の1つの切り方として面白いと思いました。当日は社内のスクラム計画/レビューイベントにも参加して、エンジニアとスカイプを使った日本との会話も見学させてもらいました。 日-越のオフショア開発における文化的側面 成田さんは、HOFSTEDEの「文化ディメンション」から、ベトナム、日本、そして欧米の文化の特殊性をとりあげました。6つのディメンションは、 Power Distance Index (PDI)権力格差 Individualism versus Collectivism (IDV)個人主義 Masculinity […]

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仕事人生の年表づくり(自分2.0)

昔(ちょうど10年前でしょうか)、デブサミやいろんな会社でやったワークショプ、自分2.0(仕事人生60年表づくり)を公開します。 先日の Scrum Gathering Tokyo 2016で開原さんにお話したのがきっかけで、また、先日のGEEKSCHOOLでも、このワークショップをやったので、これを思い出しました。 仕事人生が、「20代」、「30代」、「40代」、「50代」、と4つの10年になること、それを自分の誕生日からビジュアルに箱で表現することで、今の自分の人生の中の位置を見てもらおう、そして、この後何の残り時間を実感してもらおう、という企画です。 上がぼくの年表です。自分で自分の年表が作れるように、エクセルファイルを公開します。 ワークシートのエクセルファイル —> MyHistory-20151212 手順も中に書いてあります。また、全体のワークショップはこんな感じです。 自分のこれまでを振り返ったり、社内のワークショップなどに使ってみてください。目に見えるようにすることで、きっと発見がありますよ。 デブサミ 2006 のワークショップは、こちら。  

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Memories of Ed Yourdon

Yourdon先生亡くなる ソフトウェア工学の巨人、Ed Yourdon先生が亡くなりました(The New York Times on Jan. 22, 2016)。構造化設計の基礎を作り、アジャイルに影響を与え、晩年は写真を愛していたようです(写真は、彼のFlickerのサイト  より)。 ソフトウェアづくりで変わらないこと 少し前になりますが、下のスライドを見つけて、日本語訳を申し出ました。ソフトウェア工学がいったり来たりしながらアジャイルに向かって行く様子、その中で変わっていないもの、について簡潔にまとまっていると思います(以下は当時の私のブログより)。 先日、尊敬するエドワード・ヨードン博士が「Top 10 Software Engineering Concept」という文書の公開した、とtwitter でつぶやいていたので、「訳してもいいですか?」と聞いて、5分でOKをもらった。なんというインターネット時代だろう! ヨードン博士の動機は、 ソフトウェア工学の大切な考え方は、そんなに昔から変わっていないんだ。新しい世代は、すごいよ、学生はみんなIMで会話して、Facebookで繋がっている。COBOLプログラマがまだ存在しているなんてことは知らないんだ。でも、ソフトウェア工学の大事なことは、なんども新しい世代が、同じ事実を発見し、過去の重要な論文や書籍にぶち当たる。ここで10個上げて、フリー文書にしておくので、共有したい。また、勝手に変更してもいい文書にしておく。 というものだ。内容は、工学とアジャイルのバランスになっているし、ソフトウェアは技術が中心課題でなく、文化なんだ、人なんだ、ソーシャルな、ことなんだ、ということを再度思い出させてくれる。 Top Ten SE Concepts V11.1 Jp from Kenji Hiranabe ソフトウェアの中で「人」について もう一つのエピソード。 「どうしてソフトウェア開発の人系の視点(people side)が、アジャイルという言葉で発見されるのにこんなにも時間がかかったのか。」 というディスカッションの中で「変化させないように前行程に時間を使う事が大切だ」という妄想があったのは、すべて、あのバリーベームのあの有名な「変更コストが指数的右肩上がりになる」という絵のせいだ、と(冗談めかして)暴いたという話も(以下は当時の私のブログより)。 2007年5月ICSEで、ぼくらの世代にとてっての「ソフトウェア開発の先生」たちが集まったパネルディスカッションがミネアポリスにて開催されていた。参加者は、Fred Brooks, Jr., Tom DeMarco、Barry Boehm、Linda Rising、Tim Lister, Ed Yourdon. パネルの中で、 「どうしてソフトウェア開発の人系の視点(people side)が、アジャイルという言葉で発見されるのにこんなにも時間がかかったのか。」 という質問があった。すると、Tom DeMarco がマイクをつかみ、 Tom 「それは、すべて Barry Boehm の責任なんだ。」 といい始めた。Barryはここで目を丸くしたらしい。 […]

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What is Enterprise Agile (1)

「エンタープライズアジャイル」という言葉を良く聞くようになりました。「エンタープライズアジャイル勉強会」でぼくが発表した資料と内容を、講演録として公開します。 一回目は、「エンタープライズアジャイル」という言葉のぼくなりの位置づけとアジャイルの歴史復習です。 「エンタープライズアジャイル」から何を連想するか? 最初に2つの写真を見て頂きます。エンタープライズというと何か左側のイメージじゃないですか。これは多分ニューヨークのマンハッタンですね。ところが、アジャイルって最初皆さん多分受け取った印象は、多分もうちょっと違う、こういうこうかっちりしたものじゃなくて、手作り感があふれた少人数のチームで、何かいいものを作る、みんなで協力して。イメージ的には多分右側のムード的なものじゃないかと思うんです。こういう自然と調和したり、小さいんだけど美しい外観を持って機能的なシンプルの美というのが多分最初のアジャイルの原形にはあると思います。 よく「アジャイルをエンタープライズ適用」にというときに、「木造建築の技術でビルを造れるのか」といわれるんです。本当にそれができるのだろうかと。そもそもアジャイルをそのまま持って行って、ここで使われている技術を持って行って、多分これはできないですよね。この関係はどうなのかと。そもそも建築というメタファーでもいいのかどうか分からないんですけども。ところがどんないいビルディングでも、実際の建設現場に立たれている、皆さんたくさんいらっしゃると思うんですけど、こんな実はきれいじゃなくて、大変なのです。エンタープライズといっても、実はすごく苦労されていて、しかも中で皆さん開発している人というのは多分こんな感じです。 エンタープライズの中に居ても頑張っている、人力で頑張っているものがすごくたくさんあるというのがソフトウエアの特徴で、「エンタープライズアジャイル」という言葉を考えたとき、ただ大規模になってきたり、企業ワイドでアジャイルを考えるということではないと思っています。やっぱり人の問題が中心にある。先ほどの2つの写真、どちらも「人が人のために作っている」ことはホントです。作る現場の人がいて、住む人がいる。 ソフトウェア開発をやるときに、そこを外してはいけないと常々思っています。 今日のアジェンダですが、アジャイル20xxというカンファレンスが毎年あります。その中からエンタープライズアジャイルに関する所を抜き出したので、ちょっと皆さんと共有して、今エンタープライズアジャイルといったときに、どういうことが話題になっているかというのを、まずご紹介をしたいと思います。その後で、SAFeとDAD, LeSS, Nexusというのがエンタープライズアジャイルのフレームワークとしてよく最近紹介されるので、それらをかいつまんでお話をして、最後に日本でどう考えていくんだろうかということを、お話したいと思います。 アジャイルの系譜と現在位置 きょうのお話は、まず、アジャイルの現在位置というのをちょっと復習したいと思います。 アジャイルという言葉ができたのは、皆さんもここに来られている方は恐らくよく知っていると思いますが、2001年にユタ州のスノーバードという所でアジャイル宣言というのが書かれているんです。アジャイルという言葉はもともと存在していなくて、その前には、エクストリーム・プログラミング(Extreme Programming)、それからスクラム(Scrum)、これらは90年代後半に出てきた手法です。それからもう少し前にはEvoという、これは欧州でトム・ギルブ(Tom Gilb)が恐らく一番最初にアジャイルのメソッドとして提唱されたものです。それからFDD(Feature Driven Development)、アリスタ・コバーン(Alistair Cockburn)のクリスタル・クリア(Crystal Clear)、それから、DSDM、これコンソーシアムでイギリス発祥です。それからASD(Adaptive Software Deveopment)は後に『アジャイルプロジェクトマネジメント』を書いたジム・ハイスミス(Jim Highsmith)さんの考え方です。こんな方たちがスノーバードに集まって、「アジャイル」(Agile)という言葉を作ったということになっています。 実はこの間、光栄なことにAgileRoots というカンファレンスで基調講演を頼まれ、ユタ州に行く機会があって、スノーバードに行ってきました。ホテルに入って、「どこですか、その会議室は」みたいに聞いて。歴史的な場所なんです、2001年。アジャイルという言葉はもともと具体的な手法ではなく、単なるアンブレラワードで、いろんな手法を束ねた抽象概念を表現する言葉になっています。 99年にXPの本が出た辺りからぼくはずっとこの領域を観察していますので、このアジャイル運動の歴史の中での話題をいくつかピックアップします。この途中からリーンソフトウエア開発という、メアリーポッペンディーク(Mary Poppendieck)さんという、迫力のあるお姉さんが居ます。その方はTPS(トヨタ生産方式)の造詣も深く、その方がリーンという言葉とアジャイルを結び付けたというのは、すごく大きなインパクトがありました。そのおかげで、ビジネスや経営の言葉でも、アジャイルというのはとらえやすくなった。リーンの言葉で語れるようになったというのは、実は大きな変化かなと思います。 それから、歴史をたどると、この「リーン」というの言葉はもちろんTPSが出自です。TPSは実はデミング(Deming)さんが貢献しています。アメリカの方ですけど、日本で一番貢献したといっていいでしょう。デミング賞って日本にあります。そこからリーンという言葉になり、スクラムにも影響しています。XPはソフトウェアパターン運動から来ていますが、XPの第2版にはTPSという章があったり、非常に歴史的には面白いです。これらの考え方は密接に結びついて、こういう流れになっています。ところで、リーンという言葉とアジャイルという言葉、ほとんど今融合しています。僕が海外に出掛けると、リーンカンファレンスという名前とアジャイルカンファレンスってほぼ同義語に今なっています。 その後、結局何が今議論なっているか。大規模化はどうするんだとか、分散チームどうするんだとか。企業全体がアジャイルを取り入れたときに、どう上層部まで含めて変わるのか、予算システムどうするんだとか、組織改革どうするんだとかが話題になってきました。 それから、アジャイルというのとUX(ユーザーエクスペリエンス)の辺りをどうつなぐのかというのもよく議論になります。最近特に「サービスデザイン指向」、それから「デザイン思考」(Design Thinking)という言葉も非常によく使われています。アジャイルに、ユーザによい体験をどう届けるかという話、この辺りが興味の対象になっています。 「カンバン」というリーンに一番近いとアジャイル手法が、デイビッド・アンダーセン(David Andersen)という人が書いた本ですけども、出てきたり、これ昨年日本語訳されました。それから世界的に大きなインパクトは、2010年エリックリース(Eric Ries)というアメリカ西海岸のスタータップ、アントレプレナーの世界をリーンの形式で定式化して、「リーン・スタートアップ」という本を書いてい、大きな盛り上がりをみせています。アジャイルからのスピンオフの中では最も大きな事件だと考えています。 つづく…

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I received a Rakuten Technology Award

On Nov.21, 2015 – At Rakuten Technology Conference 2015, I received a prestigous “Rakuten Technology Award” for my contributions to Agile software development evangelism in Japan and in the world. It says… Implementing agile development, supporting agile communities and bridging the gap between Japan and the rest of the world is very important for the advancement of […]

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IoT Hackathon 2015

2015/11/18,19,20にET2015で行われた、組込みIoTハッカソンに、永和システムマネジメントグループとして参加しました(チーム「ずぼがに」です、ずぼがには福井の名物、蟹の1種)。 メンバーは、 中垣内(永和システムマネジメント、組込み技術センター) 田口(アフレル) 平鍋(チェンジビジョン) このブログでは、ちょっと長いですが、この開発ストーリを描いてみたいと思います。 組込みIoTハッカソンとは? IoTデバイスとCloudを使ってサービスを開発しよう!というハッカソンです。当日選ばれるテーマから、3日間で開発、デモを行います。 今回のテーマは、「二世帯住宅」。ペルソナに関する記述を渡され、そこからアイディアを出し合って、魅力的なサービスを生み出します。 テーマ設定とHTAC分析 ぼくらのチームは、中垣内くんのアイディアで、「風邪を引かない家」というテーマを設定しました。家全体で風邪を引かないように家族を見守るサービスを提供する、そんな家です。 まず行ったのは、ペルソナ記述を読んでそこに含まれる「関心事(Concern)」を見つけ出すことです。ここでは、HTACと呼ばれる分析手法を用いました。 Human … 人(ヒト)を緑の付箋紙で書きだす Thing … 物(モノ)を青の付箋紙で書きだす Activity … 活動を黄色の付箋紙で書き出す Concern … 関心事をピンクの付箋紙で書き出す HTACに関しては、詳しい記述がここにあります。(IoTサービス発見手法、HTAC) 今回は、子供の手洗いやうがい、といった活動の裏に見える、「風邪を引かない」、「引かせたくない」、「健康を見守りたい」という関心事です。 文献、論文を調査すると、最近、温度・湿度と風邪ウイルスの活動の関係がかなり相関が強いことが分かりました。 (出典:http://www.selfdoctor.net/q_and_a/2001_12/kaze/01.html) そこで、温度と湿度をセンスしてパネルに部屋の状態を示し、風邪が引きやすい状態になると、警告やモバイル端末に通知するシステムを開発しました。STマイクロのボード、温度・湿度センサー、Azure のサービスを結びつけて、プロトタイプを実現しました。 事業性をどう示す? 事業性や合目的性が審査の対象になるため、ビジネスモデルの開発にあたっては、「Business Model Canvas」を記述するとともに、福井県大野市の二世帯住宅「平鍋家」に当日朝に電話でインタビュー。重要なビジネスパートナーとなる大手住宅メーカーとして「ミサワホーム」の菊地さんにET2015会場にて直接ビジネスモデルをインタビューしました。 実は僕自身の家がミサワホームの住宅で、しかも隣に両親の家があって二世帯住宅なんです。この企画にあたっては、この点を活かして母親、妻、菊地さんにインタビュー。   (朝、電話で母親にインタビューしていたら、上記のようなコメントが出てきて、泣いてしまいました。。。) 新しい収益モデルの必要性 ビジネスモデルキャンバスはこんな感じです。右下の収益として「データをサービス事業者に販売」というのが出てきます。Webにおける「広告モデル」と同様に、組込みIoTでも「第三者からお金を貰う」モデルが必須なのではないかと考えています。大量のデータが取得できるため、この例だと、医療のコンサルティング、薬局、などにデータを買ってもらうのです。広告代理店、があるように、データ代理店、があってそこがデータを買ってくれるような形態になるのではないか、と推察しています。 福井モデル ところで、福井には二世帯が多いのです。ここも、チームずぼがに、が福井出身のチームなのでアピールしたところ。共働き率も高いため、一世帯あたりの収入は全国一です。つまり、子供をおじいちゃん、おばあちゃんに見てもらいながら夫婦で働く家庭が多いのです。これは、子供が日常的に両親以外の年寄りと会話することで、情緒豊かに育つ、安心して家にいられる、という、都会に比べて大きなメリットがあります。おじいちゃん、おばあちゃんにとっても、生活に活気がでますし、食事もみんなでおいしく食べられます。 その名も「福井モデル」という名前の本がありますので、ぜひ読んでみてください。福井は日本の北欧のようなモデルなんです。 (永和システムマネジメントグループでは、福井で住みたい方のUターン、Iターン転職を受け入れていますし、実際にはUターンだけでなく、Iターンもかなり多いのです!→こちらから。) 実装 3日間のほとんどは実装です。温度湿度センサー、STマイクロのボード、Azureのサービス、これらを組み合わせて一周回るようになりました。SysMLで描いたシステムの構成と、センサーから通知までの構造と振舞いです。 図は、もちろん、astah* SysML を使って描いています。astahでは画像を図に貼れるので、写真やAzureのサービスのアイコンを使って分かりやすく描いています。 実際のコードは、中垣内くん、田口くんのがんばりで、二日目にはサービスが動くようになりました。コードは以下のリポジトリにあります。(プライベートリポジトリを、以下に公開します。※11/24 EDIT) https://github.com/kenjihiranabe/IoT-Hackathon-Zubogani-2015 詳細についてはまたの機会に、中垣内くんか田口くんから情報を公開しようと思います。 デモ 会場では、デモを動かす時間がなかったのですが、事前に取っておいた1分間のデモの動画がこれです。 結果発表 […]

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永和システムマネジメントの社長に就任しました

先週金曜(2015/10/23)付けで、株式会社永和システムマネジメントの社長を拝命しました(公式発表)。すこしこれまでの経緯や、ぼくの思いを書いてみようと思います。 永和システムマネジメントへの入社 ぼくは大学を卒業後、最初に東京で日本鋼管(現JFE)に就職、NK-EXA(現エクサ)に出向しました。3次元CAD開発の仕事で、曲線・曲面を扱う数学やグラフィックスを得意な分野としていましたが、30歳で最初の子供ができたことから、福井(福井県大野市がぼくの自宅です)への転職を決め、永和システムマネジメントに1995年に入社しました。 入社20年たった今年、社長という役割を頂けたことは運命的な意味を感じています。 永和とアジャイル もしかしたら、このブログの読者の方は永和システムマネジメントというと、Rubyやアジャイルを連想する方が多いと思います。実はそれは最近のことで、東京支社を2002年に作って、天野勝や角谷信太郎、木下史彦、伊藤浩一、、、(卒業多数含む)、、といったRubyとアジャイルを愛するエンジニアが東京の永和にたくさん集っていったことに端を発しています。今では「アジャイル事業部」というそのものの名前をもった事業部ができ、事業として大きく成長しました。仲間に出会えたことに感謝しています。 金融と医療、アジャイルと組込み 実際には、永和システムマネジメントには「金融の永和」、「医療の永和」という顔があります。むしろそちらが先に(30年前から)しっかりした事業体を作っていますし、現在でも、永和と言えば基幹系金融システムの開発/情報系の開発、医療システムの開発、福井での地域医療機関サポート、といった分野の信頼が、大きな資産になっています。「永和さんに頼んでよかったね」という言葉を聞くことがぼくたちの仕事なのです。 金融・医療に続く3本目の柱として「オープンシステム」を目指して、UNIXカーネルの開発に端を発するチームができたころ、ぼくが入社しました(1995年)。ぼくの最初の仕事は、永和をインターネットにつなぐこと(esm.co.jp のドメイン名もぼく発案)。その後、『オブジェクト倶楽部』(現オブラブ)活動開始、東京事務所の設立、JUDE(現 astah)の開発開始、などの活動をしていく中で、前述の人たちとの出会いがあり、アジャイルのチームが東京にできる展開になりました。そして、最近では自動車の車載ソフトウェア開発基盤を含む、組込み技術センターも発足し、AUTOSAR技術などを得意に、技術発信しています(1分で分かる社史はこちら)。 面白いのは、これだけ違った分野で仕事をしていても、変わらないことは、チームで仕事をすることそして、「永和さんに頼んでよかったね」という言葉を聞くことが仕事だ、という価値観で、これは小山公一郎社長、西村輝雄社長、と引き継がれてきた永和の文化なんだと思います。社是には、「会社の繁栄と社員全員の幸福の一致」があります。また、働きやすい環境づくり、を社員参加で取組んでいます。 エンジニアが日本で活躍できる環境 ずっとぼくが考えてきた、というより悩んできたのは、エンジニアが誇りをもって社会で活躍できる環境をどうつくるか。自分自身が受託開発の中でとても苦労した経験から、その答えの1つが「アジャイル開発」の実践だと考えています。受託開発や新しい契約形態で日本でのアジャイル開発に取組むこと。そして、もう一つの答えは、自社プロダクトやサービスを持つこと。それが株式会社チェンジビジョンで「astah*」として開発しているモデリングツールです。 チェンジビジョンと永和 2006年、永和の中でずっとフリーソフトウェアとして作ってきた astah (旧名: JUDE)事業化し、チェンジビジョンという会社を創立しました。進化したソフトウェア設計エディタ astah は UML/ERD/DFD/SysML/D-Case などの汎用モデリングツールとして成長しています。永和はチェンジビジョンの親会社です。 今後、チェンジビジョンは代表取締役を共同設立者の熊谷さんにもお願いし、ぼくもそのまま代表取締役社長として残って国内、世界へのモデリングツールの発信を続けて行きます。 両社とも、中途採用を継続的に募集していますので、志をともにできる方の応募もお待ちしています。 正式な社長ご挨拶メッセージは、こちらです。http://www.esm.co.jp/corporate/

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