「こどもプログラミングサミット in 福井」に参加してきました!(http://pcn.club/kps/ より)
「こどもにプログラミングを教える」、ということを考える「大人の会」でした。学校の先生、教育プロバイダー、プログラミング環境開発されている方、などなど、多数が参加されていました。全部は見れなかったのですが、一部レポートしたいと思います。
当社、永和システムマネジメントも協賛していますが、社長のぼく自身もプログラミングが大好き。こどもたちに早くこの楽しさを味わってもらえる方法について興味があります。
Scratchなどを見ると、やはり入り口はゲームなんですね。昔、タートルグラフィックス(亀を動かす)のLOGO プログラミング環境がかなり早い時代にありましたが(調べて見ると1967、LISP)、触って、動かして、わかる、というのが取り掛かりにはとても重要で、そこは変わっていないんだとわかりました。
IchigoJam
ソフトウェアだけでなく、ハードにも触れることができる IchigoJam という秀逸な環境があります。自分でボードを組み立てて、そこでソフトを書けるんです。(名前は、Rusberry Pi への対抗!)
BASICが最初から搭載されているという優れもので、鯖江の福野くんらが開発、販売しています。今、一押しの環境です。
Hack for Play
ぼくが今回一番感動したのは、寺本 大輝さんが紹介した、Hack for Play です。
Javascript でいろんなゲームを作っていきます。これもゲームを基礎にしていますが、やっぱりキャラクターや設定にわくわくするんです。Javasript + HTML5の enchant.js 上に作られたプログラミング環境(現在は enchant.js に依存しないものも開発中とのこと)。寺本さんは、卒業するときに、「就職しないと学校の就職率が下がる」と言われ、自分で起業、そこに就職したというエピソードを福野さんに教えてもらいました。会社のビジョンには、
子供たちが工夫してプログラミングできるプラットフォーム「HackforPlay」を開発することで、ゲームを遊ぶような手軽さでプログラミングに触れられる機会をつくり、すべての人がプログラミングを楽しめる世界を実現します。
とってもいいことが書いてあり、応援したくなりました。
パネルディスカッション
さまざまな立場の方が入ったディスカッションで、教育現場と世界の乖離、世界のプログラミング教育の状況などなど、アツかったです。
中でも、教育現場は遅れすぎていて、本当に危機感を持っている。「学校の中は昭和のよう。子供はランドセルをしょって、昭和にタイムスリップしている。」という言葉が印象に残りました。
スタッフのみなさん、講師のみなさん、とても楽しい時間をありがとうございました!僕らの未来はこどもの未来。プログラミング教育を盛り上げて行きましょう。