このセミナーについての思いを少し話したいと思います。
(↑ Scrum Inc のJeff とAviから、ビデオを頂きました。)
アジャイル開発のセミナーはじめます!
アジャイル開発に関する実務者向けセミナー(2日間有料、がっつり)、経営層向けセミナー(半日のイベント)を開催します。
実務担当者向けセミナー詳細はこちら。
■認定スクラムマスター (CSM)研修
内容: アジャイル開発チームの構築手法やアジャイル開発の開発推進手法について
開催日: 2017年2月13日、2017年2月14日■認定スクラムプロダクトオーナー (CSPO)研修
内容: アジャイル開発におけるサービス要件の定義手法について
開催日: 2017年2月16日、2017年2月17日
CSPO は Jeff も入ってのセミナーになるので、日本では超レアで、日本で2回目。これを逃すと次の機会は。。。ぜひ、Scrumの本質に触れてください。
このセミナーでは、アジャイルアライアンスの公式認定(CSMテストあり)とともに、Scrum Inc からも認定を受けることができます。
歴史的なセミナーイベント(経営者向け)
上記の実務者向けの他にもうひとつ、
■経営層向けセミナー「Digital Innovation Leadership ~ビジネスを創造する組織戦略~」
と題して、半日のセミナー(無料、講演、パネルディスカッション、懇親会)が開催されます(抽選です)。私もパネルディスカッションに登場します。
経営層向けセミナー「Digital Innovation Leadership ~ビジネスを創造する組織戦略~」
主な対象者: 経営者、企業経営や新規事業開発の責任者など
基調講演: 野中郁次郎名誉教授 (一橋大学)、Dr. Jeff Sutherland (Scrum inc. CEO)
開催日: 2017年2月15日 14時~17時55分 企業交流会 18時~19時30分
なんと、Scrum の生みの親である Jeff Sutherland 、そして Scrum Inc の面々、さらに、Scrum というコンセプトを創造した、Scrumの祖父(grandfather)である野中郁次郎先生にも基調講演をお願いしました。パネルには、CeFIL や DBIC(Digital Business Innovation Center)の仕掛け人、横塚さんも参戦。
さらに、さらに、懇親会では、Scrumのもう一人の祖父、”The New New Product Developement Game” の野中先生との共著者である竹内弘高先生にも挨拶をいただける運びになりました!!
Scrum をめぐる冒険、スクラムを作った、日米3人が集まる初めての機会になり、歴史的なセミナーになるでしょう。
なぜやるか
デジタルビジネス革命が、ここ数年のイノベーションを左右する時代です。ソフトウェアが世界のいたるところでコアの競争力になってきます。
“Software is Eating the World.”
ぼくはアジャイルを「開発者の視点」からここ16年おっかけてきました。Webのサービスを本業とする企業には浸透してきていますが、日本のSIと呼ばれる領域や、ユーザー企業とベンダー企業が受発注に分かれて開発する形態、また組み込み開発の領域にはまだまだ普及していません。
そんな中で、一つの契機が訪れたと思っています。
最近、大企業の中にもアジャイルに目を向ける人たちが増えて来きています。小さなチームを作って、その中でビジネス企画とソフトウェア開発、運用をすべてやってしまう、スタートアップ志向のチームづくりです。シリコンバレー型のやり方を大企業でも取り入れようという動き。ここは、働き方改革とも関わっていて、大きな組織のサイロにまたがって承認ベースで仕事をするのではなく、オープンな議論の場を組織を超えてつくり、そこに権限を与えてしまうチームづくりです。最近刊行された、 Joy Inc という書籍でも、こんな形態で働く人たちの「喜び」を中心に考える組織づくりが話題になっています。
「ジョイ・インク=役職も部署もない全員主役のマネジメント 」
ITを活用する経営者の方に、どんどん、このような波を感じてもらうこと。そして、いいものを作りたい、と思うエンジニア、プログラマ、デザイナが一丸となってものづくりをする喜び、そんな環境をもっと日本に増やしたい。そんなことを考えて企画しました。この機会に多くの方にアジャイルやScrumを知ってもらい、働き方を変えて、イノベーションを作り出す、あたらしい機運が日本にも広まりますように。。。。
※ 最後に蛇足ですが、Scrumの概要、歴史的経緯については、私の本を是非読んでください。野中先生との共著になっていて、イノベーション、知識創造がどうやって起こるか、という原理と、Scrumの原理、が平易に解説されています。
「アジャイル開発とスクラム
~ 顧客・技術・経営をつなぐ協調的ソフトウェア開発マネジメント」