福井の永和本社に、「Agile Studio Fukui」を開設しました!少し、ここにかける思いを語りたいと思います。
これまで
永和システムマネジメントは福井が本社であり、東京の神田に支社があります。支社には「アジャイル事業部」があり、そこでは Ruby と Agile を使ったWebを中心とする受託開発をやっています。また、コンサルティング(アジャイル、ソフトウェアエンジニアリング)部隊があり、多くのお客様に教育やコンサルティング、コーチングを提供しています。ここ10年で、200社以上にアジャイル開発のお手伝いをしてきました。
最近、DXという言葉が多く聞かれるようになり、既存大企業の中でもイノベーションやPoCの場面でアジャイルを志向する企業が増えて来ました。そんな流れがあり、Jeff Sutherland の作った Scruminc社、日本でアジャイル内製をはじめた KDDI と組んで、スクラムの教育/導入支援をスタートしました。
一方、福井でもリモートでアジャイルの受託開発、あるいはお客様と一緒にチーム開発する場面が増えて来ました。また、福井には AWS/GCP/G Suite などが得意なエンジニアが多くなり、クラウド基盤でのアジャイル開発が急激に増えました。この機に上記スクラム教育を受けたScrumのエキスパート、昔から得意な G Suite エキスパートが福井にそろいました。

やりたいこと
ビジネスを加速するソフトウェアづくりを、お客様と一緒にアジャイルチームを作ってやりたい。福井でやりたい。
これが中心です。今回、岡島幸男さんがASFのディレクターです。ソフトウェア開発は工業でなく、クラフト(工芸)である、というコンセプトで「スタジオ」という名前をつけています。エンジニアは、プロフェッショナルで、パッションを持って仕事をしています。
何をやってる?
お客様のイノベーションに関わるソフトウェアの開発を、アジャイルでやっています。お客様とリモートで常時会話しながら開発を進めています。
例えば、NTT西日本さんと peels という睡眠改善と教育効果を上げるアプリケーションを開発しています。仕様を硬く決めてスタートするのではなく、市場探索型です。できたものを見ながら、方向を修正しながら開発していきます。が
なぜ福井?
ここからは、少しローカルな話です。
私自身が福井県大野市に住んでいる、ということもあります。私は東京で最初に就職して、福井にUターンしました。現在は東京と福井を往復する仕事のスタイルを取っていますが、やはり、福井で仕事ができることを幸せに感じます。
福井は土地柄・文化としてとても面白い場所です。最近は「チアダン」、「ちはやふる」などで有名になりましたが、「福井モデル」という言葉があるくらい、働く場所としてユニークです。例えば、一世帯には三世代(祖父母、父母、子供)が同居していることが多く、一世帯あたりの収入が一番多いのです。共働き率も高く、教育レベルも高い。待機児童ゼロ。そして、幸福度が一番高い県として知られています。
しかし、ITの仕事がたくさんあるわけでなく、首都圏に多くのエンジニアの卵が就職していきます。私自身もそうでした。
福井にいながら、首都圏と繋がって、よい環境で仕事ができる、プロフェッショナルな技術者をたくさん採用、育てたいのです。U/Iターン含め、中途採用も活発化し、通年でプログラマを採用していきます(採用ページ)。
これから
福井で採用を進めると同時に、アジャイル開発での探索型ビジネスづくりに興味があるお客様と、この地を盛り上げていきたいと思います。当社のメンバーは東京と福井に分散していますが、それを逆に強みにし、また、Scrum教育サービスとのシナジー、KDDI DIGITAL GATEとのシナジー、なども視野にいれて活動していきます。
“福井アジャイル開発センター、永和システムマネジメントには、クラウドとアジャイルに精通したエンジニアがそろっています。KDDI DIGITAL GATEにおいても、今後の日本のデジタル革命を担うパートナーとして、連携し、共に成長していきます。”
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KDDI DIGITAL GATE センター長 山根隆行
DXでのアジャイル開発に興味のある方、また、エンジニアとして福井で働いて見たい方、ご連絡ください!
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