Phronetic Team with AI

Scrum software product teams are now welcoming AI agents as integral members. Inspired by Professors Nonaka and Takeuchi’s knowledge creation theory, which articulates the transformation between tacit and explicit knowledge within “Ba” (a shared context), here’s how this “Phronetic Team with AI“ works. This is also inspired by Prof. Jeff Sutherland’s recent works on Scrum […]

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2022年のアジャイル本

2022年の年末を迎えるにあたって、今年出版されたアジャイル関連の本の中から、いくつかご紹介したいと思います。今年は、マネジメント系の本が目につきました。紹介する本は、 です。一本ずつ記事を書いていこうと思います。上のリンクからたどってください(今年中に完成予定)。

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Scrum Master THE BOOK 読んだ

話題の新刊、『優れたスクラムマスターになるための極意ーメンタルスキル、学習、心理、リーダーシップ』を手にしました。オリジナルの書籍名は、 “The Great ScrumMaster: #ScrumMasterWay” です。 悩めるスクラムマスターを勇気付ける、考え方やツールがコンパクトにまとまっていて、イラストもふんだんなとても読みやすい本です。 序文をリンダライジングが書いている 日本語序文は永瀬さんとロシェル・カップさん 日本のスクラム実践者、現役スクラムマスター、プロダクトオーナーが訳者陣! ということで、安心して読めますし、ずんずん読み進められました。 スクラムマスターは、いつでも「悩める存在」です。チームに助言を与えたいのですが、まずは、自分が悩むでしょう。ときには悩み込んでしまってなかなか答えが出せないときもあります。そんな時、どんな指針にしたがって行動したら良いか、、、、先輩スクラムマスターに聞くのもよいでしょう。この本は、そんな悩めるスクラムマスターが開く本として、大切な「考え方」が書かれていて、とてもお勧めできる本です。一家に一冊です(まさにバイブルか五輪書!)。 また、ファシリテーション、コーチング、メンタリング、などのチームとの寄り添い方、コミットメント、説明責任、衝突、責任転嫁、などの責任と役割の話、Positivity などの最新心理学、などなど、読みどころがたくさんあります。 もう1つのお勧めは、ツールボックスとして、根本原因分析、インパクトマッピング(!)もとりあげられていることです。 ぼくとしては、2013年に Impact Mapping を訳しているので、これがツールとして紹介されるのは、とても嬉しいことです。ゴールを達成するために何が効果的か、という作戦作りにうまく機能します。 解説スライドもこちらにあります。 これを訳したときに、解説ビデオを作ったので、こちらもよろしければどうぞ。 訳者陣の方々、いい本を訳してくれて、ありがとうございました!悩めるスクラムマスターに福音となりますように。

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Agile Studio は福井から日本全国へ

コロナ時代において、リモートワーク、リモート開発、リモートマーケティングのスタイルがどんどん変わっていますね。 アジャイルスタジオは、当初、福井でのお客さまとの共創・共育拠点として立ち上げましたが、これを期に、東京ー福井ー沖縄の永和メンバーを結び、東京のアジャイルコンサルメンバーも入り、リモートでのアジャイルコーチングや開発支援を提供しています。 リモート受託開発ももちろんですが、リモートコーチング、内製化支援、リモートでのアジャイルチームの立ち上げ支援、展開支援もサービス提供します。 本当は、福井にみにきて!といいたいのですが、今は「リモート見学」が可能です。会社単位で応募いただければセッションを企画しますのでぜひ!

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ありがとう、Scrum Fest Osaka 2020

参加してきました!ぼくは今回はオブラブ枠からの参加です。 スクラムネイティブの方々には、知らない方も多いかと思うので、ちょっと紹介。 ということで、今回の平鍋のトークは、アナログについて話したいと思いながら、デジタルの中でアナログがどこまでできるか、という話をしました。特に、「アジャイル基地をつくるパタン言語」を中心に、そして、そのあとで起こったコロナ禍での場づくりについて。以下スライドです。 たくさんの方に聞いていただき、ありがとうございました。 ぼくは、キーノートを聞いてオンライン飲みに突入し、西原さんと映画談義で沈没した1日目、早起きして2日目はほぼオブラブの部屋を中心にいろいろなチャネルを回って、最後のクロージングを聞きました。印象に残ったことなど、、、 基調講演の永瀬さんのアナログな(??) – デジタルだけど手数とハートのある、zoom トーク。テーマもいいけど、伏線としかけにあっと驚いた。 Agile Japan の discord 上のディスカッションで、彩菜さんの司会力と小林さんの「リアルワールド」、組織との戦いが熱かった。 最後のクロージング、おさらいでの開原さんの変顔タイマー。場づくり力さすがです。 岩切さんのまとめトークのアナログ感と中継感が zoom の中ですごく映えた!地方テレビ局のおうち訪問っぽい。やっぱりアナログ最高。 栃木チームの「餃子後光」。何故か大阪のフェスに行って餃子が食べたくなる。 オブラブ木下さんのアジャイルクイズ「アタック25」は、アジャイルトリビアの連続。(例:2001年、Agile Manifesto の合宿でホテルの予約をしたのは誰?) 天野さんのオンラインでできるふりかえりツール Continuous KPTA お披露目。 参加はできなかったが、伝わりくる「三河の熱量」。 行けなかった XP 祭り枠(;_;) オブラブでも、永和から橋本さんの業務SEからアジャイルへの転身、「アジャイルが降りてきた」話。豊嶋さんの3分ぴったりまとめトーク。様子をうまくまとめてくれた。 実行委員のみなさん、よい会をありがとうございました! discord と zoom という組み合わせで、ここまでたくさんのチャンネルを一体化できるんだ、という気づきがありました。mural, remo, miro といった他のツールを使ったセッションも多く、デジタルでありながら、「手触り」のある会にできるヒントをもらいました。 デジタルな「いま・ここ」性(digital here-now-ness) が、自分の中でさらに加速しました。 (※追記 訪れてくれる人の客足はななかなか少なく、チャンネルがたくさんある分、人気セッションに人が偏った感じがしました。物理的な部屋なら人数が入らなかったら他に流れると思うのだけど、オンラインだとさらに偏重傾向が加速するのだろうか)

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IPAからアジャイル版「情報システム・モデル取引・契約書」でたよ!

IPAからプレス発表がありました。 DX推進に向け、アジャイル開発版の「情報システム・モデル取引・契約書」を公開 https://www.ipa.go.jp/about/press/20200331.html ざっと見た内容をお伝えします。この特徴や意味についてです。 スクラム用語に統一 アジャイルはもちろんスクラムに限った話ではありません。でも、今回の成果物に出てくる用語と基本となるプロセスフレームワークはスクラムです。ソフトウェア開発の技術的詳細に立ち入らず、プロセスの枠のみを提示しているスクラムが、こういった契約などの問題を扱う際にはちょうどよい語彙なのだと思います。もちろんスクラムはXPと共存もできるので、プロセス面の用語としては、スクラムの定義を持ってくるのが分かりやすでしょう。 さらに、現実的にはスクラムが一番普及している、ということもあると思います。そして、これからアジャイルを組織的にスケールさせる場合も、スクラムを由来とするフレームワークを用いることが多いと思いますので、この選択はとても分かりやすかったと思います。 日本の産業構造への適合 「ユーザ企業」、「ベンダ企業」、「発注」という言葉が出てきます。これは日本で非常に強く残っているSIの形で、ユーザ企業側にIT人材がほとんどおらず「ITは発注されいている」という状況を構造として表しています。現在、Web系の企業や2000年以降に起業した企業はこの形を取っているところは少なくなっているでしょう。また、ユーザ企業でもソフトウェアの内製化が進んでいます。 とはいえ、この構造の中でどうするのか、という考えがないと話が進まないのです。ここを見捨てて、それは古いよ、これからは内製だよ、と言ってしまうと、日本の現在ソフトウェアエンジニアの6-7割を見捨ててしまうことになると思います(ぼくも出自がそこだから逃げ出さずになんとかしたい)。なので、この形での「契約と取引」に踏み込んだことは、とても意味のあることだと思うのです。 チーム体制、特にPO その中で、POが発注側の役割だ、としたのが特によいと思います。こうでないと、「丸投げ」から脱却できないのです。少なくとも要件の変化が激しく市場変化に対応したい、というのが目的であれば。 準委任契約 契約は2社間のものなので、どんな形でも本来よいのですが、日本には2大類型として「請負契約」と「準委任契約」があります。ユーザ企業の調達部門はこの2つに分けて考えています。ので、この中で準委任契約が本筋だ、という割り切りにも大きな意味があったと思います。また、その場合でも「指示命令系統」や「現場責任者」という話が出てきます。それらについての解釈もこの中で触れられているという踏み込みがとてもいいと思いました。 回顧 最後に、2011年にIPAから出された「非ウォーターフォール型開発 WG 活動報告書」では私も参加して、日本のアジャイル開発への提言をまとめました。その時はこの名前からも分かるようにアジャイルは非主流でした(非ウォーターフォールって何?)。そしてモデル契約にも取り組みました。でもそれはほとんど使われなかったようです。 日は流れ、メンバーも刷新して、この取引・契約モデルを作成したワーキンググループには永和システムマネジメント・アジャイル事業部の木下さんが参加しています。 今回の発表に関して、木下さんが考え、提案し、議論した記録がここにありましたので、ぜひこちらもどうぞ!そして、WGのみなさん、おつかれさまでした!    IPA の アジャイル開発版「情報システム・モデル取引・契約書」

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Scrum Interaction 2019 keynote by Jeff Sutherland

Scrum Inc. Japan主催のはじめてのカンファレンス、Scrum Interaction 2019が11/8東京で開催されました。当日はぼくが総合司会を勤め、300人のスクラム実践者が参加され、スクラムの父、Jeff Sutherland とスクラムの祖父、野中郁次郎先生が一つの場に会する場は熱気でいっぱいでした。 このブログでは3回に渡って内容をご紹介したいと思います。第1回目は Jeff Sutherland の基調講演です。 Jeff Sutherland の基調講演 産業のディスラプション DXによって産業がソフトウェアによってディスラプトされている現状の例。Amazonの縦産業相次ぐ参入は、ホントすごいですね。 金融: Amazon がドイツで金融に参入。3,300のスクラムチーム 運輸: Amazon が中国船をリース購入、航空機も購入して参入。NYでUberがFedExを凌駕 電力(Utility): 風力・太陽光が安価になり、家庭自家発電が広まる(彼自身の家では、自分の作った電力を近所に売買、教会に寄付。それも携帯のアプリで!) Agile BS(だめだめアジャイル) ところが、米国でもだめだめアジャイル(Agile BS = Agile Bullshit)がはびこっているらしい。例えば米国防省(DoD)では「ほとんどのプロジェクトがアジャイル開発をしていると宣言しているが、本当はそうなっていない!(Fake Agileだ)」という議論(ここに発見。redditで炎上してたらしい)があり、「Agile BSチェックリスト」が作られた。 ここまでの議論では、 DXがおこり、成功企業の多くの企業がスクラムを採用している。 米国ではアジャイルがソフトウェア開発はデフォルト(政府調達でも)。 ただし、名前だけのアジャイルにやっているとろこは失敗している。 さまざまな企業がスクラムを「組織改革手法として」導入しはじめている。 アジャイルをやるにしても、こんな形でやっていないか? さあ、失敗しないために組織的にアジャイルを取り入れないといけない。 そこで、Scrum@Scaleですよ。 Scrum@ScaleはScrum同様、薄いフレームワーク。スクラムを階層的に組むのだが、「スクラムマスターの階層」と「プロダクトオーナーの階層」の両方があり、組織がフラクタルに形成されるのが特徴でしょう。フラクタルであるということが、生命的ですね。さらに、これが組織に「実装」されたときの具体形はそれぞれに違うという点も面白い。創発的、自己組織化的というか、生身の人間のチームがその場で考えて成長・進化していく過程が構造に現れています。   だから、変化に強く、仮にこの構造を任意の場所で2つに切ったとしても生きられる構造を作ることができる、そう生命組織ににているんです。自立分散が集まって、一つの目的を満たそうとしている形なんです。

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